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超・分会長の小屋.増改築
Welcome to my blog.
In this blog, I'm super-Chife of Union(named Boff), talk selfishly about "daily life".
I set "FLICKR (photo)" and "MY FAVORITE NOIZE (music)" into the right side contents.
Please enjoy, thank you.
8月6日広島、8月9日長崎、それぞれの地で62回目の平和記念式典が開催された。
ここ最近のきな臭い世界の情勢もさることながら、国内における改憲に向けた準備、核保有論の公然化、現内閣による「しょうがない」発言など、唯一の被爆国としての品格が疑われる忌々しき事態である。
秋葉広島市長による「時代に遅れた少数の指導者たちが、未だに、力の支配を奉ずる20世紀前半の世界観にしがみつき、地球規模の民主主義を否定するだけでなく、被爆の実相や被爆者のメッセージに背を向けている」(2007年「平和宣言」)、田上長崎市長による「被爆国のわが国においてさえも、原爆投下への誤った認識や核兵器保有の可能性が語られるなか、単に非核三原則を国是とするだけではなく、その法制化こそが必要」(「長崎平和宣言」2007年)というそれぞれの宣言を、わが国のリーダーはしっかりと受け止めなければならないだろう。
日本の人口に占める戦争体験者(62歳以上の人口)の割合は24.3%(『国勢調査』2005年より)である。
圧倒的に戦後生まれが占めるとはいえ、この4人に1人という割合は決して少なくないと感じるのだが。
ここ最近のきな臭い世界の情勢もさることながら、国内における改憲に向けた準備、核保有論の公然化、現内閣による「しょうがない」発言など、唯一の被爆国としての品格が疑われる忌々しき事態である。
秋葉広島市長による「時代に遅れた少数の指導者たちが、未だに、力の支配を奉ずる20世紀前半の世界観にしがみつき、地球規模の民主主義を否定するだけでなく、被爆の実相や被爆者のメッセージに背を向けている」(2007年「平和宣言」)、田上長崎市長による「被爆国のわが国においてさえも、原爆投下への誤った認識や核兵器保有の可能性が語られるなか、単に非核三原則を国是とするだけではなく、その法制化こそが必要」(「長崎平和宣言」2007年)というそれぞれの宣言を、わが国のリーダーはしっかりと受け止めなければならないだろう。
日本の人口に占める戦争体験者(62歳以上の人口)の割合は24.3%(『国勢調査』2005年より)である。
圧倒的に戦後生まれが占めるとはいえ、この4人に1人という割合は決して少なくないと感じるのだが。
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昨年末に京都へ帰ったとき、親友のT君と『硫黄島からの手紙』を観にいった。
もはやいわずも知れた、クリント・イーストウッド監督の「硫黄島」2部作のひとつである。
以下、ネタばれしない程度に書き進めてみたい。
舞台は1945年の「硫黄島」である。
物語は、硫黄島地下壕の地面から掘り出された手紙のシーンから始まる。
この手紙は、硫黄島を守るため戦い抜いた日本兵たちが家族に宛てて書いたものである。
硫黄島の戦いは当初、5日で終わるとされていたらしい。
しかし、一日でも長く硫黄島を死守することが本土に残した家族を守ることになると、結局36日間(2月16日〜3月26日)に渡って守り抜いたのだ。
ネットで硫黄島の戦史を調べてみると、日本軍兵士は約20,933名、米軍兵士は70,000名(「硫黄島の戦い」 by ウィキペディア)。
日本兵の生還者は1,023名で生存率はわずか4.9%であった。
映画の途中、負傷し捕虜となった若い米兵と伊原剛志演じる「バロン西」とのやり取りの中で、「手紙」が読まれる。
その手紙は、その若い米兵の母からの手紙である。
映画のタイトル、始まって直後の「手紙」、そしてこの米兵の母からの手紙・・・・これは日本人ならではの勘ぐりだろうか。
映画の評論などできるほど映画を観てきたわけではなないのだが、個人的な感想は「もう一歩」であった。
クリント監督の意図したアメリカからの視点と日本からの視点、『父親たちの星条旗』を観ていないとはいえ、『硫黄島からの手紙』が日本からみた硫黄島であったのかといわれれば少し疑問が残ってしまった。
当時の日本兵が置かれてた状況は描かれていたと思うのだが、日本人の心の描写がどこか物足りないと感じた。
映画を観るくらいなら、『祖父の硫黄島戦闘体験記』の方がはるかにリアルでいかに過酷な状況であったのかわかる。
諸君の命はもらった
我等の小隊長、宮崎圓(マドカ)少尉は小隊を集めて訓辞する。敵は上陸するものと思われる。諸君の命はこの小隊長が今日只今もらった。皇国の為戦って死んでもらいたい。もちろん小隊長も諸君と運命を共にすると言った。私は小隊長に命をもらわれた。生きて帰ることは出来なくなった。軍人は戦場に死すは本分であるが今死にたくない、生きて妻子に会いたいと思ったが顔には出さず喜んで死ぬような顔をしていた。皆同じ考えではなかったかと思う。求めて死にたい奴は居らんと思う。(『祖父の硫黄島戦闘体験記』 2.南進命令−硫黄島へ−より)
映画には、渡辺謙や中村獅童など日本を代表する名優が名を連ねる。
しかし、私が最も気になったのは、野崎・陸軍一等兵役を演じた「松崎悠希」という俳優である。
彼のことを調べてみると、宮崎県宮崎市出身で、18歳のとき単身渡米、その後ホームレス経験を経て、現在ハリウッドで俳優兼コメディアンをしているそうだ。
映画『The Last Samurai』にも出演していたことを、調べてみてはじめて知った。
『硫黄島からの手紙』における彼の名演は、賞賛に値するだろう。
かなり散文的になってしまった。
ずいぶん前に書いた「9条の会」に関する記事に猫さんからコメント(告知)が寄せられたので、改めて記事として転載することにした。
今週の8〜10日に博多リバレイン地下のにぎわいプラザで12.8のつどいとパネル展(平和のための戦争展)をやります。
良かったら見に来てくださいな。
12月8日〜10日(8〜9日 10時〜19時、10日 〜17時まで)
8日は17時より映画上映、被爆者の話、教育基本法について、残留孤児問題、韓国ナヌムの家訪問報告、宗教者の報告、講演「太平洋戦争を考える―過去・現在・未来―」(石村善治 福大名誉教授)があります。
あと、9日(土)は9条の会 合同集会もあります。
↓こっちも良かったらどうぞ。
「本八日未明!+1 集会」
(65年前の太平洋戦争開戦をふり返って)
と き:12月9日(土) 午後1時〜4時
ところ:九州大学六本松キャンパス3号館 320番講義室
次 第:「太極拳の披露とお話」
中国残留孤児のみなさん
「第二次世界大戦における日米の技術の違い」
藤井 哲 九大名誉教授(科学者会議)
「日本国憲法は押し付けられたか?」
榊山 惇 (同窓生9条の会・事務局)
入場料:無料(幾らかカンパ頂ければ助かります)
主 催:九州大学9条の会
日本科学者会議福岡支部
後 援:九州大学同窓生9条の会
六本松九条の会
九州大学関係者以外の方も参加できます。
「ポスト小泉」をめぐるデキレースが本格的に始動した。
次の総理も靖国神社に参拝することはすでに決まっている。
9/10(日)の深夜の番組「ドキュメント'06」(NNN)で「語ってから死ぬことにした」というプログラムを見た。
現在生存されている戦争体験者たちの「生の証言」を映像化し、将来に残そうという活動を始めた「戦場体験放映保存の会」にスポットが当てられていた。
その代表をされている井ノ口金一郎氏(85歳)も、やはり戦争体験者である。
私にはむしろ、映像よりも証言内容をテキストで読んだ方が、ダイレクトに感じられるものがあった。
番組の中のワンシーン、靖国神社において井ノ口氏は、「A級戦犯が祀られているから手を合わせることはできない」と発言されていた。
戦争を知らない世代は、想像するしかない。
人が人でなくなる戦場を。
********************
参考サイト
・「戦場体験放映保存の会」事務局員のプログ
・世論力テレビ
次の総理も靖国神社に参拝することはすでに決まっている。
9/10(日)の深夜の番組「ドキュメント'06」(NNN)で「語ってから死ぬことにした」というプログラムを見た。
現在生存されている戦争体験者たちの「生の証言」を映像化し、将来に残そうという活動を始めた「戦場体験放映保存の会」にスポットが当てられていた。
その代表をされている井ノ口金一郎氏(85歳)も、やはり戦争体験者である。
[I picked up this photograph from "dave_italy's photos".]
私にはむしろ、映像よりも証言内容をテキストで読んだ方が、ダイレクトに感じられるものがあった。
中国人の住民を拉致して連行するんです。で、戦闘そのものに使うんです。
彼らの寝込みを襲ってね、うちの中隊だけで30人ぐらいやから全体では100人かもっとおったかもしれない。・・・・馬の代用ですよ。
それで戦闘になると彼らに逃げられたらあかんから、こちらは一箇所に固めるわけです。そうすると彼らは固まっているから死傷が多いんですよ。
そこに来て、彼らを食べさす事が出来ない。もう、ふらふらになっているんですな。
それでもう、ふらふらになってね、倒れるでしょう。そうすると、こっちは銃を持ってその倒れた中国人をね、バーンと殺してやればまだまし方なんで、バーンと音をさせたら、もの凄く敵と接近してるでしょ。日本軍がそこにいるという事が分かるもんですからね、「音をさすな」って言う訳ですね。音をさすな・・、なら倒れたらそこに放っとくかと言うとね、「放っといたら日本軍の状態が敵にもれる。だから生かしといたらいかん」って言うんです。生かしといたらいかん、鉄砲で撃つな、結局どうするかと言うとね、銃でもって頭を勝ち割る。これは、もう、見られたものでは無いですわ。
これは、もう・・・、さすがに目を背けたね。銃床でね、バーンと頭を叩き割られて死んでいる。沢山見ました。そういう事があってね・・・、僕はもう、初めて、初めての戦争やったから・・、古い兵隊はそんなの慣れとるから、知ら〜ん顔しとるんですよ。(藤岡明義氏 証言、「戦場からの証言」より)
番組の中のワンシーン、靖国神社において井ノ口氏は、「A級戦犯が祀られているから手を合わせることはできない」と発言されていた。
戦争を知らない世代は、想像するしかない。
人が人でなくなる戦場を。
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参考サイト
・「戦場体験放映保存の会」事務局員のプログ
・世論力テレビ
2003年9月25日、白血病のため67歳の生涯を終えた、エドワード W.サイード。
ポストコロニアル理論の旗手としてあまりにも有名だが、恥ずかしながら、氏の書籍はひとつも読んでいない。
『エドワード・サイード OUT OF PLACE』(シグロ編 佐藤 真/中野真紀子、みすず書房、2006年)は、同名ドキュメンタリー映画の書籍版だ。
イスラエルとパレスチナを巡る中東問題について、ようやく目を向けるきっかけができた。
国を追われる意味について、住む家も、働く場所も、国籍も、人としての権利も喪失する・・・エグザイル。
サイードは、最期まで「対話による和平」を希求した。
この瞬間も、イスラエル=パレスチナでは血が流されている。
九州での上映はまだ未定のようだが、上映されるまでに読み終えたいと思う。
********************
参考サイト
・エドワード サイード OUT OF PLACE
ポストコロニアル理論の旗手としてあまりにも有名だが、恥ずかしながら、氏の書籍はひとつも読んでいない。
『エドワード・サイード OUT OF PLACE』(シグロ編 佐藤 真/中野真紀子、みすず書房、2006年)は、同名ドキュメンタリー映画の書籍版だ。
イスラエルとパレスチナを巡る中東問題について、ようやく目を向けるきっかけができた。
国を追われる意味について、住む家も、働く場所も、国籍も、人としての権利も喪失する・・・エグザイル。
サイードは、最期まで「対話による和平」を希求した。
この瞬間も、イスラエル=パレスチナでは血が流されている。
九州での上映はまだ未定のようだが、上映されるまでに読み終えたいと思う。
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参考サイト
・エドワード サイード OUT OF PLACE
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