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昨年末に京都へ帰ったとき、親友のT君と『硫黄島からの手紙』を観にいった。
もはやいわずも知れた、クリント・イーストウッド監督の「硫黄島」2部作のひとつである。

以下、ネタばれしない程度に書き進めてみたい。



舞台は1945年の「硫黄島」である。
物語は、硫黄島地下壕の地面から掘り出された手紙のシーンから始まる。
この手紙は、硫黄島を守るため戦い抜いた日本兵たちが家族に宛てて書いたものである。

硫黄島の戦いは当初、5日で終わるとされていたらしい。
しかし、一日でも長く硫黄島を死守することが本土に残した家族を守ることになると、結局36日間(2月16日〜3月26日)に渡って守り抜いたのだ。

ネットで硫黄島の戦史を調べてみると、日本軍兵士は約20,933名、米軍兵士は70,000名(「硫黄島の戦い」 by ウィキペディア)。
日本兵の生還者は1,023名で生存率はわずか4.9%であった。

映画の途中、負傷し捕虜となった若い米兵と伊原剛志演じる「バロン西」とのやり取りの中で、「手紙」が読まれる。
その手紙は、その若い米兵の母からの手紙である。
映画のタイトル、始まって直後の「手紙」、そしてこの米兵の母からの手紙・・・・これは日本人ならではの勘ぐりだろうか。

映画の評論などできるほど映画を観てきたわけではなないのだが、個人的な感想は「もう一歩」であった。
クリント監督の意図したアメリカからの視点と日本からの視点、『父親たちの星条旗』を観ていないとはいえ、『硫黄島からの手紙』が日本からみた硫黄島であったのかといわれれば少し疑問が残ってしまった。
当時の日本兵が置かれてた状況は描かれていたと思うのだが、日本人の心の描写がどこか物足りないと感じた。
映画を観るくらいなら、『祖父の硫黄島戦闘体験記』の方がはるかにリアルでいかに過酷な状況であったのかわかる。
諸君の命はもらった

我等の小隊長、宮崎圓(マドカ)少尉は小隊を集めて訓辞する。敵は上陸するものと思われる。諸君の命はこの小隊長が今日只今もらった。皇国の為戦って死んでもらいたい。もちろん小隊長も諸君と運命を共にすると言った。私は小隊長に命をもらわれた。生きて帰ることは出来なくなった。軍人は戦場に死すは本分であるが今死にたくない、生きて妻子に会いたいと思ったが顔には出さず喜んで死ぬような顔をしていた。皆同じ考えではなかったかと思う。求めて死にたい奴は居らんと思う。(『祖父の硫黄島戦闘体験記』 2.南進命令−硫黄島へ−より)


映画には、渡辺謙や中村獅童など日本を代表する名優が名を連ねる。
しかし、私が最も気になったのは、野崎・陸軍一等兵役を演じた「松崎悠希」という俳優である。
彼のことを調べてみると、宮崎県宮崎市出身で、18歳のとき単身渡米、その後ホームレス経験を経て、現在ハリウッドで俳優兼コメディアンをしているそうだ。
映画『The Last Samurai』にも出演していたことを、調べてみてはじめて知った。
『硫黄島からの手紙』における彼の名演は、賞賛に値するだろう。

かなり散文的になってしまった。
| pacifism | 00:15 | comments(2) | trackbacks(2)Googleブックマーク このページを行き先登録 このエントリーを含むはてなブックマーク
| - | 00:15 | - | - | Googleブックマーク このページを行き先登録 このエントリーを含むはてなブックマーク
COMMENT
最近、見たい映画でいっぱいですが、これもそのひとつ。
野崎・陸軍一等兵役の人、注目してみてみますね。
| tellme | 2007/01/26 6:21 AM |
全体的にちょっと「ゲフっ」ってなりますけど、どうぞご覧くださいませ。
野崎・陸軍一等兵は、そんな目立った役柄ではないのですが、ほんとよかったです。
| 超・分会長 | 2007/01/26 11:15 AM |
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彼氏との映画館デートの約束が本当に楽しみ♪どの映画にするか、結構悩んじゃいますね~。「硫黄島からの手紙」気になります♪
| 今日は何を書こうかな♪ | 2007/02/13 4:49 PM |
東京映画記者会(デイリースポーツなど在京スポーツ紙7紙で構成)が主催する映画賞「第49回ブルーリボン賞」の授賞式が13日、東京・千代田区のイイノホールで開催された。
| 芸能ニュース 速報ニュース 噂話 スポーツ情報をどこよりも速くお届け | 2007/02/15 12:43 AM |
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