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3/4(土)、「六本松9条の会」の発足会に参加した。
井上ひさし氏らが2004年に結成した「九条の会」に呼応して、今、各地域で大小さまざまな「○○○9条の会」が胎動している。

お恥ずかしい話しだが、つい数年前まで「憲法」などほとんど意識したことがなかった。
いうまでもなく、「憲法」を意識したのは、ユニオンに加入したときだし、「第28条(労働者の団結権・団体交渉権その他団体行動権)」、いわゆる労働三権について確認したときだった。

「日本国民であることの権利」を示したものが「憲法」。
この「憲法」を、自民党を中心に、民主党も同じく改憲しようとしている。
主にその「第9条」を。

今回参加した「六本松9条の会」は、実にタイムリーだった。
詳しく知りたいと思っていた「九大生体解剖事件」を、まさにそのとき、その場所に立ち会っていた東野利夫医師の口から直接聞けるという。

「九大生体解剖事件」とは何だったのか?

この事件は、1945年5月中旬から6月中旬にかけて、計4回行われたという。
1945年5月5日、太刀洗飛行場を爆撃したB29が、日本軍の紫電改の特攻によって墜落した。
墜落直後、B29の搭乗員11名がパラシュートで脱出、着陸後2名は地元住民によって殺害、残る9名が捕虜となった。

「適当に処置せよ」・・・・この捕虜に下された参謀本部からの通達だった。

戦況は本土決戦が濃厚、それに備え、捕虜は生体解剖の実験体として「処置」されることになった。

解剖実験は、絶対的に不足するであろう血液の海水による代替実験、片肺摘出による結核治療実験、心臓、脳などなどさまざま臓器の摘出手術に及ぶものであった。

東野医師の「九大生体解剖事件」についての静かな告白は、戦後60年に渡って自責の念に苛まれた人間の懺悔にも聞こえたが、だからこそ「戦争は絶対にしてはならない」という圧倒的な説得力があった。

戦争で犠牲になった人たちの上に、「憲法」があるということを忘れてはならないと思った。
第9条(戦争放棄、軍備及び交戦権の否認)
1.日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
2.前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。

「戦争には勝者も敗者も存在しない」

********************
参考文献
・『汚名−九大生体解剖事件の真相』(東野利夫 著、文春文庫、1985年)
| pacifism | 21:54 | comments(6) | trackbacks(7)Googleブックマーク このページを行き先登録 このエントリーを含むはてなブックマーク
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COMMENT
九条Tシャツ、背中が英語で前は左胸にタイトル程度だったら普通に着れるんですけどねぇ。
裏が日本語のやつは外人にウケそうですが、横書きの方がいいな…。
是非アメリカ人に着ていただきたい。

解剖事件について九大OBが「あまり言ってくれるな」と言うのはある程度予想出来る事でしたが、でもしかしショックでした。
海と毒薬は九大医学部の必読書ではないんだろうか。
| 猫 | 2006/03/07 12:50 AM |
そうそう、六本松9条の会は あの後
東野先生が代表者を引き受けてくださる事になったそうですヨ。
| 猫 | 2006/03/07 12:52 AM |
解剖事件は、九大にしてみれば「タブー」だったんでしょうね。

「9条Tシャツ」ってほかの護憲グループも売り出しているようで。
もちろんどれもスタイリッシュではないですが。
個人的には、「正しい知識」(http://www.eris.ais.ne.jp/~fralippo/demo/)という反戦サイトが良い。
(Flash使いまくり)

東野氏が代表か・・・・しかし情報通やの〜。
| 分会長 | 2006/03/07 7:46 AM |
九大に限らず、市民の間でも「知っとっても口にしちゃイカン」てな雰囲気があったそうな(婆ちゃん談)
会場にもそういう方いましたけど、福岡市民歴長いですが私もこの事件知ったのって随分年重ねてからでしたもんねー…。
九州って割と平和教育は当たり前の地域なんですが、身内の話と絡めてってのはやっぱり少ないんですね。
そういえば他地域の方に「平和教育ってなんじゃらほい」と言われびっくらこいた事があったッス。

なんかこういう話をしてるとすぐヒステリックに「お前は反日か」とか何とか言う方がいらっしゃるんですけど(特にネットだと)、護憲・改憲、右・左、保守・革新のイデオロギーの違いはあれど国を思うのは同じだと分かってほしいですね。

>情報通
講演会があった日の夜に連絡があったんですよ。
当日の参加人数とかカンパ金の報告とか。
「今後も活動予告の連絡とかするかもしれませんけど、その時はよろしくお願いしますね。」との事でした。
| 猫 | 2006/03/07 9:38 PM |
先日、尊敬してやまない方が、「歴史は大事ですたい」とおっしゃられておりまして、昨日、京都の親友からも「歴史を知らねば」と熱いメッセージをもらいました。
いかに情報がある大きな力によって変更され一般に届けられているのか、日本、アメリカ、中国などで感じるわけです。
「正しく知る」ことが非常に難しくなっているからこそ、そのリテラシーを高めねばならないなと。

確かに「平和教育」ってのは知らんですな。
京都では「同和教育」と「道徳の時間」ってのがそうなるのでしょうか?(高校ではさらに「宗教」という授業が出てくるんですけど)

一言でいえば愛国心ってことになるのでしょうけど、押し付けられた「愛国心」なら、喜んでツバを吐きかけるでしょう。
| 分会長 | 2006/03/07 10:12 PM |
8月6日とか大空襲の日に戦争に関する特別授業があったりするんですよ。
少なくとも九州では大体そういったものを「平和教育」とか授業とか呼ぶんですが、でも、特に定義があるわけじゃないので、通常の授業中に担任が反戦について語ったりしてたなら、やっぱりそれも平和授業ではあるんでしょう。
以前他の九条の会でアンケートをとった事がありましたが、やっぱり地域での戦争に関する臨時授業の頻度もかなり違いました(「平和授業」という単語の認知率もね)。
ちなみに、福岡ではこの手の臨時授業が割と多いので、道徳の時間とかに反戦教育があったりはせんとです^^。

小中学時代はなぜか熱い先生が多かったので、
社会の時間とか国語の時間なんかに戦争の話に
脱線する事多かったなぁ…。
| 猫 | 2006/03/08 12:06 AM |
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福岡市中央区荒戸の当仁九条の会準備会の「憲法九条を考える集い」に参加しました。 日本パプテスト教会の廣島牧師が教会を提供され話をされました。 この会は第二回目で第一回目は浄土真宗のお寺でやったとのことでまさに宗派を越えた集まりとなっています。 キリス
| 大津留公彦のブログ | 2006/06/25 6:40 PM |
7月30日の講演会は六本松9条の会と共催となりました。 99と69の合体です。() 「汚名」が必要な方はメール下さい。 書店では手に入らない貴重本を当日の為に100冊東野先生からお預かりしました。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
| 九州大学同窓生九条の会のブログ | 2006/06/28 12:19 AM |
『汚名「九大生体解剖事件」の真相」(東野利夫著)(文春文庫)を読み終わった。 家の外で読んだのだが移動中はいつもラジオを聞くのだけれど今日は何も聞かなかった。 衝撃が大きく頭を整理したかったからだ。{/kaeru_shock1/} こんなに身近にこの事件はあった。 東野先
| 九州大学同窓生九条の会のブログ | 2006/07/26 6:09 AM |
 7月30日の九大同窓生九条の会と六本松九条の会の合同講演会で講演をされた当会の代表世話人の東野利夫医師が8月6日(日)14時のザ・スクープスペシャルで鳥越俊太郎さんと対談します。 撮影は山の上ホテルで7月20日に行われました。 鳥越俊太郎さんは其後
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7月30日の講演会で喋べられた東野利夫さんが 8月6日(日)テレビ朝日系統で鳥越俊太郎さんと対談されます。 是非沢山の人に見て頂きたい。 ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^原爆開発だけが形勢逆転の一縷の望みとなった太平洋戦争末期、 九州大学医
| 大津留公彦のブログ | 2006/08/05 8:39 AM |
私の参加する九大同窓生九条の会の代表世話人であり7月30日の講演会で講演された東野利夫さんが 8月6日(日)テレビ朝日のザ・スクープスペシャルで鳥越俊太郎さんと対談されました。 ヒロシマデーにふさわしい番組となり、前段の日本の原爆開発の秘話と並んで九大生
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ザ・スクープスペシャルに関する大津留公彦さんのブログの記事を了解を得て以下転載します。 「九大生体解剖事件」と東野先生を大きくクローズアップさせる番組となりました。 私の参加する九大同窓生九条の会の代表世話人であり7月30日の講演会で講演された東野利夫さ
| 九州大学同窓生九条の会のブログ | 2006/08/06 6:03 PM |
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